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I.Ae. 30 ナンク : ウィキペディア日本語版 | I.Ae. 30 ナンク[あいえいいー30なんく]
I.Ae. 30 ナンク(I.Ae. 30 "Ñancú")は、1940年代終わりにアルゼンチンの航空技術研究所()で開発されたデ・ハビランド ホーネットに類似した双発戦闘機である。 == 設計と開発 == パタゴニア原産の鷲から名付けられたI.Ae. 30 「ナンク」()は、1946年にアルゼンチンに渡ってきたイタリア人技術者のチェザーレ・パラヴィチーノ(Cesare Pallavicino)により設計された。パラヴィチーノはアルゼンチン人技術者を率いて、当時アルゼンチン空軍が使用していたアブロ リンカーン爆撃機と組み合わせて運用する高速援護戦闘機の構想で開発を進めた。 I.Ae. 30は全金属構造で2基の1,800 hp/3,000 rpmを発生するロールス・ロイス マーリン 604エンジンと4枚ブレードのプロペラを装備していた。武装は機首に6門の20 mm エリコン製機関砲を装着することになっていたが、後には20 mm イスパノ・スイザ製機関砲、胴体下に250 kg爆弾、主翼下に83 mm ロケット弾を装備することが計画された。しかしながら試作機には武装は施されなかった。 1947年末の時点で最初の試作機3機の発注を受けた。1948年6月9日に試作初号機の地上テストの準備が整い、7月17日エドムンド・オズヴァルド・ワイス(Edmundo Osvaldo Weiss)大尉の操縦でI.Ae. 30は初飛行を行った。
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